ティー・ロウ・プライス、キャピタル・アプリシエーション運用戦略を採用した投資信託「ティー・ロウ・プライス キャピタル・アプリシエーション・ファンド」を設定
日本市場に新たな資産形成ソリューションを提供

米国メリーランド州ボルティモアを本拠に世界16ヵ国で投資運用サービスを展開し、アクティブ運用において業界をリードするグローバル資産運用会社、ティー・ロウ・プライスの日本法人ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社は、2025年10月3日、米国にて39年の実績を誇るキャピタル・アプリシエーション運用戦略を採用した追加型株式投資信託「ティー・ロウ・プライス キャピタル・アプリシエーション・ファンド」を関東財務局に届出した。同ファンドの当初募集期間は2025年10月20日から11月13日、設定日は11月14日を予定している。ファンドは、新NISA成長投資枠対象であり、為替のリスク許容度に合わせて「Aコース(為替ヘッジあり)」、「Bコース(為替ヘッジなし)」の二種のファンドがあり、みずほ証券にて取扱いを開始する。
「ティー・ロウ・プライス キャピタル・アプリシエーション・ファンド」は株式の成長力を中核に据えつつ、債券や現金等を機動的に組み合わせることで、短期的な価格変動や資産毀損リスクの抑制にも配慮した、いわば「オートパイロット型 」の運用を目指す。
ティー・ロウ・プライス・ジャパンによると、オートパイロット型ファンドとは、株式と債券のバランス運用に資産配分調整機能を備えたファンドのことをいいます。ファンドの投資家は、市場環境やリスク許容度などに応じて自ら資産配分変更を行う必要がなく、ファンドが代わって自動でリスク調整や資産配分調整を行うスタイルのファンドのこと。
ティー・ロウ・プライス・ジャパンによると、この運用戦略は、米国の投資家を中心とした高い支持を背景に運用資産残高を約14兆円(2025年6月末時点)に拡大し、長期の資産形成に求められる「下落に強く、成長を持続」する運用を追求してした。1986年6月末の設定以来、同運用戦略のリターンは、S&P500の年率10.9%に対し年率11.3%を記録してきた。また、過去100年間で唯一、17年連続で同一カテゴリーの平均を上回るリターンを挙げてきた。同一の運用責任者により運用されるファンドとして、これまで70年以上破られてこなかった偉大な記録を塗り替えた(モーニングスターのデータをもとにティー・ロウ・プライスが分析)。
ティー・ロウ・プライス・ジャパンは次のように述べている。
「長期にわたる経済成長の果実は享受したいが、資産の毀損や短期的な価格変動は抑えたい」という多くの日本人投資家の課題解決に努める当ファンドは、退職資金や教育資金など中長期の資産形成における新たな選択肢となり得るものと考えています。
3つの核心的強み
1.実績に裏打ちされた良好なパフォーマンス
- 39年にわたり米国株式(S&P500)をアウトパフォーム:年率リターン11.3% vs S&P500は10.9%(1986~2025年)*
- 対米国株式比で低いリスク:年率リスク10.0% vs S&P500は15.3% *
- 17年連続で同一カテゴリーの平均を上回る実績を達成(2008~2024年)(モーニングスターのデータをもとにティー・ロウ・プライスが分析)
(*出所:S&P、Bloombergのデータをもとにティー・ロウ・プライスが作成)
当運用戦略の設定来パフォーマンス(分配金再投資、費用控除後、米ドルベース)

本ページで示した運用実績は、当ファンドが実質的に採用する運用戦略で運用されている米国籍ファンドのものであり、当ファンドのものではない。また、ファンドの将来の投資成果を示唆・保証するものではない。米国籍ファンドについてはバンクローン、カバード・コールおよび未上場株式等への投資が可能な設計となっているものの、当資料作成時点において当ファンドの投資対象であるマザーファンドに組み入れる予定はない。
2. 独自の投資目標と哲学
- 複数の時間軸による投資目標:短期(約1年)、中期(約3年)、長期(約5年以上)3つの投資目標の達成を通じて、投資家の長期安定運用ニーズに対応
- 独自の投資哲学:より長い時間軸で市場を捉え逆張りの発想で資産配分を調整し、市場の非効率性の活用を目指す
- GARP銘柄:「魅力的な利益成長性」、「妥当なバリュエーション」、「優秀な経営陣/適切な資本配分戦略」といった観点から有望な「GARP銘柄」を厳選
3. 実績に定評のある運用チームの叡智
- 運用責任者デイビッド・ジルー:27年の運用経験、モーニングスター「モーニングスター・アワード・フォー・インベスティング・エクセレンス」のアロケーション部門に7度ノミネート、2012年、2017年、2025年の3度の受賞実績(モーニングスター、リッパーの情報をもとにティー・ロウ・プライスが作成。2025年6月末時点。)
- 当グループ最大規模の運用チーム:ジル―含む計4名のポートフォリオ・マネジャーに加え、株式、債券、クオンツ分析を含む当運用戦略専属アナリストでチームを組成(2025年6月末時点)
当運用戦略米国籍ファンドの受賞歴
- リッパー「ベスト・ファンド・アワード」累計23賞を受賞9 • モーニングスター・メダリスト・レーティング、モーニングスター・レーティング(総合、5年、10年)の両方で最上位の評価を獲得(モーニングスターカテゴリーが「Moderate Allocation」に分類される米国籍ファンドと比較)
ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社代表取締役社長兼最高経営責任者である本田直之氏は次のように述べている。
当ファンドは、米国にて39年にわたり確固たる実績を積み上げてきた『キャピタル・アプリシエーション運用戦略』を採用したファンドです。当運用戦略では、投資効率を維持するため、これまで10年以上にわたってお客様から新たな資金の受付を停止してきました。この度、日本の投資家の皆様にご提供できることとなり、大変嬉しく思います。