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野村AM、「NF・米国債7-10年75%ヘッジETF」を設定

野村アセットマネジメント株式会社は、「ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)」を連動対象とするETFを新たに設定する。同指数は、残存年数が7年から10年の米国国債市場のパフォーマンスをあらわすインデックス(75%為替ヘッジを行なう円ベースのインデックス)。

証券コード銘柄名対象指標信託報酬率
376ANEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信
(愛称)NF・米国債7-10年75%ヘッジETF
ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックスTTM(75%為替ヘッジあり、円ベース)年0.143%(税抜年0.13%)
2025年6月23日時点

NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信は2025年5月30日、東京証券取引所より上場承認を受けた。上場予定日は6月25日で、同日より全国の証券会社を通じて取引所での売買が可能となる。上場当初の最低投資金額は、5,000円程度(1口単位)となる見込み。

NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)インデックス(75%為替ヘッジあり)連動型上場投信の詳細


米国国債(7年-10年)には次のような特徴があります。

  1. 「中期債」に分類される

    残存期間が7〜10年の米国国債は、「中期債(intermediate-term Treasury)」と呼ばれます。
    主に 10年国債(10-year Treasury note) がこの区分を代表します。
  2. 金利の影響を受けやすいが、長期債ほどではない

    債券価格は金利の変動と逆の動きをします。中期債は短期債より金利感応度(デュレーション)が高いため、金利上昇時には価格が下がりやすくなります。ただし、長期債(20年〜30年)よりは金利リスクが小さいです。→「デュレーションとは?」(投信まるごとQ&A)
  3. 米国の金融政策や景気動向の指標とされる

    特に10年国債利回りは、経済全体の期待インフレ率や成長見通し、金融政策に対する市場の見方を反映するとされ、投資家や政策当局が注視しています。住宅ローン金利(固定30年)などの民間金利のベンチマークにもなっています。
  4. 流動性が高い

    米国債市場の中でも10年債は取引量が多く、非常に流動性が高い。機関投資家・ヘッジファンド・中央銀行など、さまざまな投資主体が参加しています。
  5. ポートフォリオの中核的存在

    安定的な利回りと一定の値動きが見込まれるため、分散投資の中核資産として多くのファンドや個人投資家に保有されています。
  6. ベータ債券(指標債)としての役割

    10年債利回りは、株式や不動産などリスク資産のリスクプレミアムの基準にもなるため、「リスクフリーレートの基準」として重要です。

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