ETF

ステート・ストリート、初の国内籍ETFを設定

東京証券取引所にETFを上場、日本市場向けソリューションを通じて国内投資家へのサービスを強化

ステート・ストリート・コーポレーション(本社:米ボストン)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメントは2025年11月19日、国内籍上場投資信託(ETF)5本を東京証券取引所に上場した。同ETFは日本で提供する初めての国内籍ETFであり、この上場は、日本市場へのコミットメントを示すものであり、個人投資家および機関投資家向けの事業展開を加速する戦略の一環。

ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント日本法人の代表取締役社長 越前谷道平氏は次のように述べている。

ETF投資の先駆者でありイノベーターである当社が、今回初めて国内籍ETFを提供できることを大変うれしく思います。これは、変化する日本の投資家のニーズに即した、世界水準の投資ソリューションを提供するという私たちのコミットメントの表明でもあります。多様性、透明性のあるコスト効率に優れた投資ソリューションに対する日本の投資家の需要が高まっている今こそ、日本で25年以上の経験を有する当社が国内商品のラインアップを拡充する好機であると考えています

11月19日に東京証券取引所に上場したETFは、低コストで新たに分散投資戦略へのアクセスを提供するもの。また、既存の重複上場ETF3本(米国籍)、公募投資信託32本、日本で登録されている60本以上の外国籍ETFの商品ラインアップを拡充するもの。

新規上場したETFは以下のとおり。

東証コードファンド名信託報酬(消費税別)信託報酬(消費税込)
447Aステート・ストリート・スパイダー ゴールドETF(為替ヘッジなし)0.170%*0.177%*
448Aステート・ストリート・スパイダー ゴールドETF(為替ヘッジあり)0.170%*0.177%*
449Aステート・ストリート・スパイダー S&P 500® ETF(為替ヘッジなし)0.0275%0.03025%
450Aステート・ストリート・スパイダー S&P 500® ETF(為替ヘッジあり)0.0275%0.03025%
451Aステート・ストリート・スパイダーS&P 500®高配当ETF(為替ヘッジなし)0.1060%*0.1096%*

*ファンドが投資対象とする投資信託証券の信託報酬を加味した、投資者が負担する信託報酬率

ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント 最高事業責任者(CBO) アンナ・パグリア氏は次のように述べている。

この度のゴールドETFの新規上場は、2004年にワールド ゴールド カウンシルとのパートナーシップのもと、『SPDR®ゴールドシェア(GLD®)』を設定し、それ以来、当社が築いてきた金投資のイノベーションの歴史における新たな章の始まりを意味します。このパートナーシップをさらに深め、日本の投資家に新たな金投資のためのソリューションを提供できることを非常に喜ばしく思います。業界の主要プレーヤーとのパートナーシップを通じて、お客様に革新的な商品をお届けし、優れた投資成果の実現を追求してまいります。

ワールド ゴールド カウンシル 米州担当シニア・マーケット・ストラテジスト ジョセフ・カバトーニ氏は次のようにコメントした。

金は、バランスの取れたポートフォリオにおいて戦略的な役割を果たすことができる資産であり、特にインフレ圧力が根強く金融政策が転換点を迎えている日本では、その意義が顕著だといえます。金特有の安定性、長期的なリターンの魅力、有事に強いといった特徴から、長期的に安定したパフォーマンスを求める投資家の間で今回新規上場したゴールドETFへの関心が高まることが期待されます

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