投資信託の純資産総額ランキング （2016年12月）、フィデリティ・USリート・ファンドB（ヘッジ無）が1位をキープ

投資信託事情・投信まとなびによると、2016年12月の国内最大ファンド上位50位（追加型株式投資信託、ETFは除く）は除く）は表の通りでした。

2016年11月に純資産額1位に浮上したフィデリティ投信の運用する「フィデリティ・USリート・ファンドB（ヘッジ無）」が1位をキープしました。同ファンドの12月末の純資産は約1.55兆円でした。基準価額は4,666円でした。「フィデリティ・USリート・ファンドB（ヘッジ無）」は、米国の取引所に上場している不動産投資信託（リート）に分散投資を行うアクティブ運用型のファンドです。

50位までのファンドの分配頻度を見ると、毎月分配型のファンドが40本で、年1回分配ファンドが9本、年2回分配ファンドが1本でした。

投資対象資産で見ると、外国の債券に投資するファンドが13本と最も多く、次いで、外国のREIT（不動産投資信託）に投資するファンドと外国の株式に投資するファンドが各9本、日本の株式に投資するファンドが6本、日本のREITに投資するファンドが5本、アセット・アロケーション型フと日本の債券に投資するファンドが各4本でした。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、11月と同じ「LM・オーストラリア高配当株ファンド(毎月)」で、増加額は約475億円でした。次に資金増加額が大きかったのは、やはり11月と同じく「グローバルAIファンド」で、資金増加額は約292億円でした。

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、純資産総額が最大となった「フィデリティ・USリート・ファンドＢ(ヘッジ無)」で、資金減少額は約530億円でした。

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、50本中44本のファンドが過去1カ月の騰落率がプラスとなりました。過去1カ月の騰落率が最も高かったのは「野村テンプルトン･トータル･リターン D(ヘッジ無)」で、騰落率は＋9.9％でした。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中45本でした。過去3カ月の騰落率が最も高かったのも、「野村テンプルトン･トータル･リターン D(ヘッジ無)」で、騰落率は＋26.4％でした。騰落率データについては、投信まとなびの投信検索等で詳細をご確認下さい。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、12月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは14本だけでした。一方、基準価額が5,000円を下回るファンドが15本ありました。

（データ出所：投信まとなび・投資信託事情）