
アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社は、追加型投資信託「スマート・ファイブ(年3.6%目標分配プラス・奇数月決算型)」を2025年11月25日に設定し、運用を開始した。
同ファンドは中長期的に収益が期待できる5つの資産(日本国債、高金利海外債券、グローバル高配当株式、グローバルREIT、金)を主要投資対象とし、基準価額の変動を抑えながらも、収益の獲得をめざす。
商品名:「スマート・ファイブ(年3.6%目標分配プラス・奇数月決算型)」
商品分類: 追加型投信/内外/資産複合
設定日: 2025年11月25日
取扱会社: 三井住友信託銀行* *取扱開始日:2025年12月4日(予定)
NISA適用: 成長投資枠の対象商品[1]
「スマート・ファイブ」シリーズについて
「スマート・ファイブ」は、値動きが異なる傾向にある5つの資産を組み合わせて分散投資する、安定性重視のバランスファンド。資産配分は、各資産の基準価額への影響度合いが概ね均等になるよう配分する、「リスク・パリティ」という分散手法を採用している。資産を組み合わせる際、資産配分の戦略によっては、価格変動の大きな資産の影響を強く受けてしまうこともある。そこで、このファンドでは、資産ごとの価格変動の傾向を踏まえ、価格変動の比較的大きい資産は組入れを少なくし、価格変動の比較的小さい資産は組入れを多くする資産配分を行ない、状況変化に対応して資産配分を調整することにより、基準価額の大きな変動を抑えることをめざす。
「スマート・ファイブ」シリーズは、資産形成のコア運用に活用できる資産分散型ファンドとして、2013年7月に毎月決算型と1年決算型の2ファンドを設定し、運用を開始した。安定的な運用をめざし、超長期国債や金を投資対象として取り入れ、当時まだ馴染みが薄かった「リスク・パリティ」に着目した。設定以来、「スマート・ファイブ」は市場が大きく変動する局面でも月間の騰落率が概ね±2%の範囲内に収まる[2]という、安定的な値動きを実現している。
[1] 販売会社により取扱いが異なる場合があります。
[2] 2025年10月末時点
新ファンド「スマート・ファイブ(年3.6%目標分配プラス・奇数月決算型)」の特徴
今回新たに設定された「スマート・ファイブ(年3.6%目標分配プラス・奇数月決算型)」は、分配方針が従来ファンドとは異なる。
「スマート・ファイブ(年3.6%目標分配プラス・奇数月決算型)」では、基準価額に対して年率3.6%の分配金を支払うことを目標として、年6回の決算時に0.6%の分配金の支払いをめざす[3]。毎回の分配金額を安定させることは意識せず、「定額」ではなく年率3.6%相当という「定率」の分配方針にすることで、分配金払い出しによる基準価額に及ぼす影響が、市場環境などによって過度に大きくならないことをめざす。また、1月の決算日前営業日に基準価額が10,300円(1万口当たり)以上の場合には、通常の0.6%に1%を加味した1.6%の分配金の支払いをめざす。
ファンドのコンセプト ー “使うためにこそ、築いてきたお金だから。”
アモーヴァ・アセットマネジメントは、ファンドを、資産を形成することではなく、資産を「使う」ことを起点として設計し、次のように述べている。
将来の不安から、コツコツと築いてきた資産を使うことにためらいを感じるリタイアメント層に向けて、「楽しく、有意義に使う」ことを提案します。分配方式は「定率」かつ年率3.6%という「欲張らない」設定とし、さらにリスク・パリティを採用することで「大きな下落をできるだけ避ける仕組み」と「日々の変動の小ささ」を備えました。これにより、投資元本の減少を緩やかにすることをめざすとともに、分配金の仕組みを安心して活用しながら、少しずつ取り崩して使っていくことをサポートする設計としています。









