投資信託

アセットマネジメントOne、新型ターゲット・イヤーファンド「未来のわたし」シリーズを新規設定

— ティー・ロウ・プライス・ジャパンとの協働で「未来のわたし」シリーズを提供開始 —

アセットマネジメントOne株式会社は、ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社と協働し、新たなターゲットイヤー型ファンド「未来のわたし」シリーズを新規設定する。

→「ターゲットイヤー型ファンドとは?」(投信まるごとQ&A)

両社は、日本におけるリタイアメントビジネスの進化・発展に向けて連携し、第一弾の取り組みとして、シード資金を投入した同シリーズの運用を開始する。

現在、日本ではNISA制度に続き、確定拠出年金(DC)や個人型確定拠出年金(iDeCo)制度の改革が進められ、掛金の増額や情報開示の拡充などが議論されている。一方で、公的年金や企業年金、自助努力による資産形成に対する理解や関心は十分とは言えず、DC加入者に対する適切な運用支援や金融経済教育の高度化が求められている。

アセットマネジメント One は、こうした金融資産全体の把握の簡便化や金融経済教育の高度化などの課題の解決、加入者のライフプランに寄り添った運用商品提供などの一連の取り組みをリタイアメントビジネスと称し、米国の老後資産形成において業界をリードするグローバル資産運用会社ティー・ロウ・プライスと共にその進化、発展に挑み、加入者が人生を通じて安心して資産を管理し、運用できるような環境やサービス、プロダクトの提供に努め、その一環として「未来のわたし」シリーズを開発・設定する。

「未来のわたし」シリーズの特長

「未来のわたし」シリーズは、日本人加入者向けにカスタマイズされた“新型”ターゲットイヤーファンド。ティー・ロウ・プライスが独自開発したグライドパスにより、日本の経済環境や制度に即した資産配分を実現。これにより、長期的な視点で実質的な購買力の維持と資産寿命の最大化を目指す。

従来のターゲットイヤーファンドが米国をモデルとした平均的な前提条件に基づくのに対し、「未来のわたし」シリーズでは、日本のDC加入者の行動・属性・社会制度などを反映した約10,000通りの経済シナリオをもとに、最適なグライドパスを設計している。

アセットマネジメントOneはグライドパスを次のように説明している。

資産運用におけるグライドパスとは、資産形成の核となる株式投資比率を 10~20 代の投資初期段階から数十年後の年金受給時に向けて段階的に引き下げ、より価格変動性が低いと考えられる債券などの投資比率を高めていくことで、年齢に応じた最適な資産配分調整を行う仕組みを指します。また、ターゲット・イヤーファンドはグライドパスを使用して運用されるのが一般的です。

さらに、インフレ率や金利などの変化に柔軟に対応するため、ティー・ロウ・プライスのグローバルな運用力を活かし、アクティブ運用とパッシブ運用を組み合わせ、フィーを抑えながら運用の効率を最大化する、ブレンド運用を採用。加入者の長期分散ポートフォリオを支援することで、将来の実質的な購買力の確保と資産寿命を伸長させることを目指す。

今後の展開

アセットマネジメントOneでは、社内組織「未来をはぐくむ研究所」による調査・研究活動を通じ、職域における資産形成や金融経済教育の取り組みも強化。パーソナライズされた情報提供を通じ、より多くの加入者が納得感をもって資産形成を進められるよう支援する。


グライドパスについて

一般的に、「グライドパス」(Glide Path)とは、資産運用において年齢やライフステージに応じて資産配分(主に株式と債券の比率)を段階的に変化させていく設計方針のことを指します。特にターゲット・イヤー型ファンドで使われる概念で、以下のような特徴があります:

  • 若い時(資産形成の初期段階)は、成長性を重視して株式の比率を高める
  • 年齢を重ねるにつれて、リスクを抑えるために債券の比率を徐々に増やす
  • 目標年(=ターゲット・イヤー)に向けて、値動きの大きい資産を減らし、安定運用へと移行

グライドパスの目的は、年齢に応じたリスク管理と安定的な資産形成です。若いうちはリスクをとってリターンを狙い、退職が近づくと元本保全を重視する運用に自動的に移行してくれる仕組みです。なお、Glide Pathは直訳すると「滑らかな経路」となります。

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