
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社は、2024年3月末時点で契約資産残高が1兆1,776億円と、創業27年目で1兆円を突破した。また、2025年2月には年金積立金管理運用独立行政法人(以下「GPIF」)から、外国株式のアクティブ運用の委託会社として選定されている(※1)。
→「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とは?」(投信まるごとQ&A)
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社によると、契約資産残高1兆円突破には、GPIFからの受託に加え、機関投資家から近年引き合いの強いサプライチェーン・ファイナンス戦略も大きく寄与している。2025年3月末時点で同戦略の運用残高は2,877億円となっており、2025年4月22日からは「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」として個人投資家向けのオンライン直販が開始された。
尚、GPIFは世界最大級の公的年金基金であり、その運用委託先の選定にあたっては、運用実績、リスク管理、ガバナンス、コンプライアンスなど多岐にわたる厳格な審査が行われる。今回、同社が国内の独立系運用会社として唯一選定されたことは、同社の運用力および組織体制が評価された結果であり、ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社では、運用会社の独立性確保が重要視される中、意義深いものと考えている。
同社は、「今後も、日本屈指の独立系運用会社として、機関投資家、そして個人投資家の皆様のご期待に全力でお応えすべく、運用力と組織体制のさらなる強化に努めてまいります」と述べている。
(※1):年金積立金管理運用独立行政法人「2024年度契約の公表」
「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」とは
「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」は、ジークフリード・グローバル・トレード・ファイナンス・ファンドSPII(以下「投資対象ファンド」)を通じ、輸入企業である世界的優良企業と輸出企業であるアジア圏の中小企業との貿易取引で発生する売掛債権に投資します。我々の日々の生活を支える国際貿易に着目し、市場動向の影響を受けにくいオルタナティブ(代替)投資の中でも最先端を行く戦略として、魅力的なパフォーマンスを提供する。
投資対象ファンドの運用を行うSiegfried Asset Management社(ベイビュー・アセット提携先)は、「HFM アジア・パフォーマンス・アワード」などの受賞歴を誇り、特に「Bloomberg Businessweek ヘッジファンド・アワード」では、2022年に新興ヘッジファンド部門でベスト・パフォーマーを受賞、さらに2024年には運用資産5億ドル以上のヘッジファンド部門でも同賞を獲得し業界内で注目をされている。
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社は、「安定したリターンを追求しつつ、分散投資やリスク回避も重視する個人投資家の皆さまに、新たな選択肢としてご活用いただけるファンド」であるとしている。
ベイビュー・アセットとは:独立系マルチ・ブティック型運用会社
1998年に創業、金融機関や年金基金を主たる顧客とし、契約資産残高1兆円超を有する国内最大の独立系運用会社。“独立系”とは、影響力のある外部株主を持たないことを指し、経営の独立性が担保されていることで100%投資家を向いた運用サービスの提供が可能となり、アメリカを中心に海外の資産運用業界ではメジャーな存在。
また、ベイビュー・アセットは、株式、債券、プライベート・アセットを柱とする、マルチ・ブティック型の運用会社でもある。様々な商品を幅広く大量に取り扱う“デパート型”とは一線を画し、”ブティック型”として高品質な商品を専門的に取り扱うことで、他に無い運用サービスを提供している。
さらに、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を継続取得し国際規格の情報セキュリティ管理体制を構築、加えて内部統制監査(実務指針3402、旧86号)も実施することで客観性と透明性、そしてコンプライアンスも徹底された体制のもとで運用サービスを提供している。
2025年4月、ベイビュー・アセットは、個人投資家向けに自社投信のオンライン直販サービス「ベイビュー投信」を本格始動した。